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5月01日 5月の講座予定を掲載しました 3月18日
2月19日 3月の講座予定を掲載しました。今回は定例の二講座のほか、当会と関係の深い二団体の講座案内も掲載しました。川崎影向寺見学会・山種美術館ボストン美術館所蔵浮世絵名品展の講演会・同展見学会の3つですが、いずれも藤浦先生が講師です。 1月7日 私の新年はじめての美術展は東博の「博物館に初もうで」でした。 東博の平常展は、今年から名称が変わって総合文化展となりました。 リニューアル記念ということで、特別公開作品が出揃い華やかな雰囲気でした。 雪舟≪秋冬山水図≫、狩野永徳≪檜図屏風≫、尾形光琳≪風神雷神図屏風≫葛飾北斎≪冨岳三十六景≫をはじめとして、特別展でなければ見られないようなものがあります。 私は、岩佐又兵衛の個人蔵で≪羅浮仙図≫という作品に魅かれました。中国のものを題材として美女を描いた掛幅ですが、一目で又兵衛という顔がやはり印象的でした。 まだ、お正月気分ということで多くの人でにぎわっていました。 (1月16日まで開催) 2011年 1月3日 あけましておめでとうございます。 元日、箱根神社に初詣に行って来ました。予想とは裏腹に大変な混雑でした県警の誘導に従い、参拝するまでに一時間半以上並びました。こんなことも珍しいとのことでした。 最近のパワースポットブームの影響なのでしょうか? 宝物館の万巻上人坐像を見に行ったら、特別展をやっていて(「曾我物語の世界」)江戸時代の錦絵が並んでいました。 芦ノ瑚の湖畔からの眺めは素敵でした。風がないのに湖面が大きく波打ち、やはり龍が住んでいるのかもしれないなどと伝説に思いを馳せている時間でした。 12月13日 師走の日曜日、天気に恵まれたのでやはり鎌倉は大勢の人でにぎわっていました。 美研の今年最後の仏像巡りは、11名参加で鎌倉の国宝館、長谷寺、高徳院で実施されました。 国宝館は、平常展でしたので他の見学者はほとんど見当たらず、ゆっくりと仏たちを眺めることができました。 次に江の電に乗って、はせへ向かい長谷寺まで徒歩15分くらいで着きました。ここはかなりの人がいました。私は、10月に奈良の長谷寺に行ってきたのですがこちらもなかなかの迫力でした。そして高徳院へ。内部へも入ってみました。さすが鎌倉期を代表する仏像でした。どっしりと構えた姿が我々をいつも見守ってくれているようで素敵でした。 12月6日 今年も後ひと月を切ってしまっていますが、この時期にしては暖かい日が続いているようです。休日はやはり出かける人が多いですね。今年オープンした丸の内にある美術館では 中庭でお茶をしながらおしゃべりがはずんでいる人たちの姿も多数見受けられました。 この美術館にまだ馴染めない私ですが、今回は「カンディンスキーと青騎士」というテーマで展覧会が開催されています。 ミュンヘン市立リンバッハハウス美術館の強力により、カンディンスキーをはじめ、ガブリエーレ。ミュンター、フランツ・マルク、アウグスト・マッケらの油彩など60点の厳選された作品から構成されています。 抽象絵画でしかお目にかかったことがなかったカンディンスキーの若い時代の作品に出合い、その色彩の自由さと美しさに心魅かれました。 会期:11月23日〜2月6日(三菱一号美術館) 11月29日 印象派展が多い中で、現在ブリヂストン美術館で開催中の「セーヌの流れに沿って」(印象派と日本人画家たちの旅)と横浜美術館の「ドガ展」に行ってきました。 前者では、セーヌ川流域を5つの地域に分け、それらを描いた印象派の作品を中心に、日本人画家たちの渡仏作も含めた19世紀半ばから20世紀にかけての作品群を紹介し、近代絵画の歴史的にたどるともに、セーヌ川が画家たちによっていかに表現されていきたかについて展観するものです。同じ構図でも、画家によってまた、時代によっての様々な表現を比較することによって新たな発見が出来る楽しい展覧会です。 一方、後者はドガの回顧展であり、生涯を通じて新たな芸術の可能性に挑戦しつづけた画家の、尽きせぬ魅力を充分味わえる展覧会です。今回の目玉とも言える≪エトワール≫はその中でも抜きんでている作品でした。印象派の光と影を見事に演出し、また哀しい時代のバレーリーナを非常に美しく見せる画家の才能に魅了されました。 会期:「セーヌ川の流れに沿って」(ブリヂストン美術館)12月23日まで 「ドガ展」(横浜美術館)12月31日まで 11月20日 現在、三井記念美術館で開催中の円山応挙の展覧会に行って来ました。 この展覧会では、若い時代に遠近法を学ぶきっかけとなった眼鏡絵から、画風を確立した時期の屏風絵や襖絵の大画面作品までを公開しています。重要文化財の≪松に孔雀図襖≫ と国宝≪雪松図屏風≫だけで一室を占めています。 私は、故宮博物院の余韻が強いせいか中国画に影響された作品にも興味を持ちました。 会期:10月9日〜11月28日まで(三井記念美術館) 11月16日 二泊三日で台湾の故宮博物院を中心に旅をしてきました。ちょうど土曜、日曜にかけて行ったので会場は、中国本土からの団体の見学客で混雑していました。 今回は特別展として「南宋芸術興文化展」を観覧するのが目的でした。 南宋の芸術と文化を紹介する展覧会で、「文化の振興」「新たな芸術様式への発展」「生活の美学」「伝搬と融合」と四つのコーナーに分かれており、南宋の帝位継承を正統とする理念・新たに生み出された芸術様式の趣、江南地方の美意識と異なる文化圏の交流や伝播、融合など、様々な視点から南宋芸術の特色と豊かな文化を堪能することができます。 日本では決して観ることのできない作品が多く、とても限られた時間では観賞しきれませんでしたが、絵画は、しっかりと目に焼き付けてきました。特に初めて接することのできた買師古の≪巖關寺≫に魅かれました。買師古に関しては、室町時代に足利義満が大いに気に入っていた画家であったそうですが、残念ながら日本には作品がありません。 会期:10月8日〜12月26日まで(台湾:故宮博物院) 11月8日 神奈川県南足柄市にある朝日観音堂へ行ってきました。 せっかくアポを取って行きましたが、こちらの確認不足で、メインの仏像にお会いすることが出来ず、残念な結果になりました。 兜跋毘沙門天が三体あるのですが、一躯が貸し出されさきからまだ戻ってきていませんでした。 それでも残りの仏たちを前にあれやこれやと感想を述べ合いながら、狭いお堂のなかでひしめき合いながら、愉しい仏談義に花を咲かせていました。 お天気に恵まれ、山道を歩きながら仏と自然に癒された半日を満喫しました。 10月29日 冷たい雨の一日でしたが、町田市立国際版画美術館に行ってきました。 「救いのほとけ」という企画展が開催中です。「観音様」「お地蔵様」として親しまれてきたその姿をあらわした木版画、それらの版画を内部に納めた仏像、関連の深い仏画や絵巻物など、重要文化財を含む平安時代から江戸時代までの約120点が紹介されています。 「冥界の風景・地蔵と十王」というタイトルで、八王子の金剛院文化研究所の研究員の講演があり、それに参加しました。中国の清時代の掛幅が2点この院に齎され、人びとにその教えを説いてきたという、十王と地獄の風景が同居している珍しいものです。 決して地獄の風景は、恐ろしいものではなく(地獄絵のように)むしろ人びとを諭すための教えにふさわしいとても優しい表情でした。 この院を訪れたいと思いました。 会期:10月9日〜11月23日(町田市立国際版画美術館) 10月22日 3月、6月そして10月と今年になって、3回奈良を訪れたことになりますが、今年の異常気象でこの10月の期間は天気に恵まれたのはよいのですが、昼間は夏のような汗ばむ気温でした。季節の変化が乏しくて、酔芙蓉(夏の花)が咲いていたり、紅葉は全く見ることができなかったりとおかしな気候です。 奈良に行くと時間の流れが変わってしまい、歩く速度もおそくなってしまいます。のんびり歩くのがとても心地よいです。 法隆寺の釈迦三尊像に再会しましたが、中国ではスケールの大きい仏像が多かったので何だかとても小さく感じてしまいました。裳の部分はこちらの方がよりくっきりとゆったりとした感じがしているように思いました。 新しい仏たちに出会って、いろいろなことを思いながら大いに癒されました。 10月16日 東博の特別展「東大寺大仏」に行ってきました。 今回は何と大仏にゆかりの深い宝物ということで、「国宝 八角燈籠」がやってきたのです。 寺外に出たのは初めてだそうです。こんな風にして見るのもまた興味深いものですね。 仏像はあまり数はないですが、最近のコンピューターを駆使しての大仏のバーチャルリアリティー体験は、梯子で上らなければ見ることができない位置までが画面に繰り広げられ、面白い体感をしました。 重源ゆかりの鎌倉彫刻のブースには、私が先日三井記念美術館で出会って、大好きになった「五却思惟阿弥陀如来像」にふたたびお目にかかりました。広々とした空間でこのたびはずっしりとしてさらに重みが増したようでした。快慶の代表作「阿弥陀如来立像」はやはり素敵でした。 会期:10月8日―12月12日まで、うち11月2日―21日は「聖武天皇と光明皇后ゆかりの正倉院宝物」期間限定(東京国立博物館にて) 10月10日 雨にもかかわらず、近代美術館の受付には行列が続いています。 この大人気である近美の企画展は「上村松園展」です。美人画の代表的な女流画家と一言ではとても言いきれないすごさに圧倒される思いでした。女性の“美”にこだわり続けながらも、徹底した観察眼と技術力を駆使し、その内面をとらえた表現力に女の情念を感じざるを得ない思いで見入ってしまいました。 (国立近代美術館にて10月17日まで) 10月4日 今月1日より国立新美術館で「ゴッホ展」が開催されています。早速行って来ました。 今年は、没後120年目にあたるということです。 今までもゴッホの作品は何回となく紹介されて来ていますが、この展覧会ではゴッホの作品に加え、彼に影響を与えた画家たちの作品、彼自身が集めたコレクションを展示し「ゴッホがいかにして『ゴッホ』になったか」をサブタイトルにして、それを明らかにしようとしています。 個性の強い作品にばかり目を奪われがちではありますが、ミレーの作品の模写やドラクロワの影響を受けて勉強したことなどその過去の足跡を垣間見ることができます。 また優しい色使いの作品などを見ると、違ったゴッホに会えたようでうれしいです。 (国立新美術館で12月20日まで) 10月2日 秋も深まりつつ。やはり芸術の秋ですね。あちこち展覧会の目白押しです。 さて、今開催中の「ウフィツィ美術館 自画像コレクション」に行って来ました。 ルネサンスを生んだ花の都フィレンツェから、その核心をなすウフィツィ美術館の心臓部というべき「自画像コレクション」を日本で初めて紹介している展覧会です。あの彫刻美≪テレサの法悦≫のベルニーニ、マリー・アントワネットの肖像画家のル・ブラン、アングルからシャガールそして藤田嗣治など60名の顔が一堂に展示されています。 16世紀からということは、画家という職業は、先ず注文があって初めて成立するもので、肖像画は頼まれて描きますが、自分を描くということは先ずなかったことでしょう。自我に目覚めた画家たちの自己表現としての最大の試みを見事に演じたのでしょう。巨匠たちの素顔に触れたように思います。 (損保ジャパン東郷青児美術館で11月14まで) 10月1日 9月23-27日まで会員を中心に8人で中国河南省石窟の旅に行って来ました。そしてこの旅の私の目的の一つは、「法隆寺の釈迦三尊像のルーツを探る」でした。 龍門石窟の賓陽中洞の釈迦像に対面した時はその眼差しの優しさに触れて、今まで図像でしか知らなかっただけにその違いには衝撃を受けた程でした。やはり本物は素敵でした。 さて、そのルーツですが、何と言っても賓陽中洞の顔とくに眼が異なるようでずっと気になっていたのでしたが、石窟寺に行ってみて「ここにある?」と特に第三洞を見てそう思いました。帰国してからいろいろな方たちにこの質問をぶつけてみましたが、それこそ見解はさまざまです。まだまだ課題は多いですが、次の石窟に行くのが楽しみです。 9月13日 昨日は、見学会「甲州放光寺と恵林寺」を実施し、参加者9名と楽しいひとときを過ごしました。 放光寺では、成朝作と言われている仁王像に出迎えられ、大日如来、天弓愛染明王、不動明王をじっくり拝観しました。よく手入れの行き届いたお庭を拝見しながら、またお茶を戴きながら、仏像談義に花を咲かせました。 途中、恵林寺までの道を散策しながら、ブドウの木をながめ、水車に出合い、ウォーキングコースだけによい景観でした。 恵林寺では、武田信玄像と言われる明王像をはじめとして、武田信玄や柳沢吉保夫妻のりっぱなお墓を見学しました。こちらの庭園も見事でした。 まだまだ夏の暑さを感じましたが、新しい仏たちに出会えて素敵な一日となりました。 9月3日 猛暑中なのにすでに9月になっています!秋吹く風はいつのことやら? そんな中、美人に会いに出光美術館に行って来ました。「日本美術のヴィーナス」と言うタイトルで浮世絵と近代美人画の展覧会が開催されています。 仏像には元来性別がないのですが、やはり男性、女性を思わせる要素が強いものが多い気がします。これらの印象をもとに後の作家たちも創作しているものがあるのでした。普賢菩薩をもとにしているのが≪見立て江口の君図≫、鬼子母神をもとに喜多川歌麿が≪娘と童子図≫など、美女を描いたのでした。 多くの男性たちが理想を求め女性美を追求する中で、女性が女性を描くというこれもまた見事と言わざるを得ない・・・上村松園の作品は素敵でした。 美人たちを眺めながらうっとりとして、暑さも飛んでしまいました。(12日まで開催) 8月29日 まだまだ暑い!そんな中、まもなく終わってしまうとあわてて東博へ。 平成館で開催中の中国文明の展覧会に行って来ました。来月龍門石窟に訪れる予定なので、前々から予備知識を得ようと関連の講座にも参加したのですが、大部記憶が遠のいてしまい、改めて会場でじっくり楽しみました。凝った細工には目を見張るばかりであったが、やはり一番気になったのが「仏の世界」のコーナーであった。宝冠如来坐像は、とても素敵でした。先日千葉で出合った宝冠如来像が思い出され、想いはすでに中国へ行っているようでした。 「誕生!中国文明」東博 平成館 9月5日まで 8月7日 今年の夏はとにかく暑い!猛暑日が更新されているようです。こんなときは、美術館で過ごすのもお勧めですね。 昨年移転した山種美術館では、開館記念第六弾として、これまでほとんど公開される機会のなかった江戸絵画を紹介する展覧会をやっています。当館所蔵の重文の指定を受けた岩佐又兵衛の≪官女観菊図≫をはじめとして、琳派、狩野派、円山・四条派、文人画など順を追って展示されています。 私は、大好きな又兵衛の作品をじっと眺めながらその天才ぶりに魅了されていました。 「江戸絵画への視線」山種美術館9月5日(日)まで開催。 7月27日 夏本番!友人に誘われて、オルセー美術館展についての講座に参加してきました。以前は、展覧会を企画したオルセー美術館のスタッフの講演でしたが、今回は大学の先生からの鑑賞のポイントを扱ったお話でした。視点が全く異なるので私にとっては良い発見がありました。 モネ、スーラ、セザンヌ、ゴーギャン、ロートレック、ゴッホ、ドニ、ヴェイヤール、ボナール、モロー、ルドン、ルソーの絵40点ほどを、画像とともに解説がありとてもわかりやすいでした。 私の気に入ったドニの≪ランプの傍らの娘たち≫がないのは残念でしたけれど・・・ 8月16日まで国立新美術館で開催しています。 7月15日 遷都1300年ということで、奈良はいつになくにぎわっているようですが、東京の美術館でも、いろいろな企画で展覧会が催されています。 現在開催中の三井記念美術館での「奈良の古寺と仏像」〜會津八一のうたにのせて〜展に行ってきました。私としてはもっぱら興味のある仏たちに集中していましたが、今でいうマルチな曾津八一のうたが新たな仏の世界を広げてくれているのでしょうか? 私にとって一番インパクトのあったのは、東大寺からやって来た五劫思惟阿弥陀坐像で、鬘をかぶったような頭に一瞬ぎょっとしましたが、なかなか素敵な像でした。 会期7月7日〜9月20日まで(一部入れ替えあり) 7月12日 梅雨空のもと、妙楽寺への寺巡りを企画し、昨日行ってきました。先月ロケハン済みの私は、二度目になりましたがやはりよかったです。総勢15人で、心行くまで仏たちと向き合い、楽しいひとときを過ごしました。 6月23日 奈良博の「大遣唐使展」もそろそろ終わりを告げるということで、京都の仏像巡りを中心に旅をしてきました。初日は、奈良博でこれぞと思うものをしっかりと観ました。アメリカのフィラデルフィアからやってきた菩薩半跏像の何と素晴らしいこと、小銅仏の傑作といわれているだけに細部の形態も見事で目を奪われていまいました。 今回は、東寺、六波羅蜜寺、六道珍皇寺、長講堂、浄瑠璃寺、岩船寺そしてこれはおまけで本山を佛光寺とする大行寺で、快慶の阿弥陀仏を特別に拝観させていただきました。 盛り沢山で、頭がパニック状態になりましたが、私なりの予備知識と随行の講師の先生の説明などで、私なりに見方も前進したように思われます。 また、浄瑠璃寺に行ったのは午前10時頃でしたが、九体阿弥陀仏を目の前にしてたった二人だけでした。係の人の話では、こんなことはめったにないそうです。時空を飛んで、別世界に入った様で坐りこんだまましばらくじっと仏たちと対面してしまいました。 梅雨に入って一番天候が心配でしたが、ほとんど傘をさすことがなく、さすが「晴れ女」といわれるだけにラッキーな旅となりました。 6月16日 今年は、印象派の展覧会が目白押しです。この春にオープンした三菱一号館美術館の開館記念展が「マネとモダン・パリ」です。前にも少し触れましたが、印象派の画家たちが影響を受けたといわれるマネの作品に会いたくなりました。しかし、もっともセンセイショナルを巻き起こした≪草上の昼食≫と≪オランピア≫はパリから外出することはないのが残念です。今回私の目を引いたのが、≪フォリー=ベルジュールのバーの習作≫です。本作は晩年に描かれたのですが、習作から完成作に移る段階でモデルを変更しています。また、大きく異なるのはこの主役の女性バーテンダーの立つ位置です。夜の街で働く女性をくり返し描いてきたマネの想いが感じられたように思いました。 6月10日 六月に入り初夏のさわやかな日が多いですが、そろそろ梅雨の季節が近づいています。 東博の特別展は「細川家の至宝展」が終わって、次は「誕生!中国文明」(会期7月6日から9月5日)です。細川家のお宝は、戦災を免れたおかげで多種多彩なものが今日まで受け継がれてきたそうです。私自身は、人が多いせいも手伝って、会場を足早に眼をきょろきょろさせながら一通り作品をながめました。 このとき常設展で気になった五大明王に会いに再び東博へ。この時期は、人も少なく常設展を観るのにはベストです。撮影可能だったのでしっかりとデジカメにおさめました。 それから≪鷹見泉石像≫(渡辺崋山)の隣にあった長沢芦雪の美人画が気に入りました。 6月4日 国立新美で開催されている「オルセー美術館展2010ポスト印象派」に行ってきました。ちょうど100年前の1910年にロンドンのグラフトンギャラリーで「1910年マネとポスト印象派展」が行われ、そのとき初めてロジャー・フライによって「ポスト印象派」という言葉が使われたそうです。ポストすなわち後期印象派というものの、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど印象派とはいえ、個性派揃いで、とても印象派とひとくくりできないのではないでしょうか?私としては、この言葉は不似合いのように思いますが・・・? マネからの影響が大きいといわれる彼らの作品をながめながら、「マネとモダン・パリ」(三菱第一号館美術館で開催中)へも行きたくなりました。 「オルセー美術館展2010ポスト印象派」国立新美術館 8月16日まで 「マネとモダン・パリ」三菱第一号館美術館 7月25日まで 5月28日 国立新美術館では、オルセー美術展が始まったばかりでにぎわっていますが、私は、昨年テレビで紹介されて気になっていたルーシー・リーの回顧展の方へ行ってきました。 生前、三宅一生と親交があってテレビでは、実際に彼が持っているルーシー・リーの作品でコーヒーを飲む場面がありました。「壊れそうに薄いのだけれども手にピタッと収まり、なんともいえないぬくもりがある」というコメントを聴きながら、実物を観たいと思っていました。展覧会場では触れることができないのが残念ですが、そのフォルムや色彩や材質のヴァリエーションに魅了されました。
名古屋市に新しい美術館誕生・・・ 新栄に4月23日、工作機械メーカ「ヤマザキマザック」の私設美術館「ヤナザキマザック美術館」がオープン。 館内には同社の山崎照幸会長がコレクションしてきた絵画や家具、ガラス工芸など約300点の美術作品が展示されるという。 5月16日 美研センター第2回寺巡り神奈川編(弘明寺、清雲寺、満願寺)参加人数20人。 天候に恵まれ、暑くもなく寒くもなく、絶好の日になりました。スタートは弘明寺で、定刻にはほとんどの方が集合しており、案内役の私は、ぎりぎりセイフというところでした。鉈彫りの十一面観音菩薩立像は堂々としたお姿で、我々の視線にしっかりと答えてくださるかのようでした。顔、体すべてが同じように刻まれているのは他にはないのだそうです。いつまでも居座ることもできず、お経が始まったのが合図と思いつつ、この寺をあとにしました。 昼食後、次の清雲寺へ向かいました。バス停からは、案内の表示に沿ってしばし歩くと、入口らしき所を見出しました。急な階段を上ると本堂が目の前にありました。すでに準備されていて、すぐに中に入ることができ、間近でじっくりと拝見しました。私自身、観音菩薩の女性らしい顔つきと立ち膝の姿に、中国の四川省安岳石窟で見た水月観音に想いを馳せていました。 最後に訪れたのが満願寺です。ここまで歩いて行ったのですが、何度も地元の人に尋ねたり、携帯のナビに導かれながら、ようやくたどり着くことができました。我々以外誰もいなくて、静かな中で収蔵庫の仏たちを独占して、あれやこれやと話題は尽きず、楽しいひとときを満喫しました。画像では見た印象より実際はずっと大きく感じられました。 5月13日 久々に鎌倉に行きました。相変わらず鶴岡八幡宮の周辺は混雑していますが、少し歩くとほとんど自然を一人占めできる空間に居心地の良さを感じました。 今回は、覚園寺に行ってきました。決められた時間集合で、住職の案内で見学するようになっています。この寺の本尊である薬師三尊像と十二神将像、合わせて十五体。何となくすべてが同時代に作成されたように感じなかったので、住職に尋ねて見たらやはり・・・火災にあった時に、薬師像と戌神将像だけを持って逃げ、そのためその他の像は候補だということでした。そして時間ぎりぎりで来迎寺に飛び込んで、重文の如意輪観音を拝観しました。穏やかなお顔に癒されました。 |
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東京町田にある野津田薬師が御開帳しています(5月上旬まで)。この薬師三尊像は平安末期の作で像高70cmほどです。地付きの仏師の作と思われ、衣文等詳細部分は大きく省略されていますが、実に愛嬌があり魅力的です。平安末期におけるこの地方(多摩)の仏教信仰のあり方を考える上でポイントとなる像のひとつです。檀家さんが揃いのハッピを着てかいがいしくお世話しています。その姿を見るだけでもすがすがしい気分になれます。(い) |
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世の中は、そろそろゴールデンウィークに近づき、あちこちますます人でにぎわう時期です。ところで、昨年秋にリニューアルオープンした青山の根津美術館は、第5部「国宝燕子花図屏風琳派コレクション」が24日からスタートしています。(4月24日から5月23日まで)右隻と左隻とで微妙に異なる燕子花の群青色は必見です!画像では絶対わかりませんね!お庭を散策しながら、美の世界を堪能できるひとときでした。(お) |
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